8月下旬、夏の家族旅行で四国へ遊びに行ってきました!
今回の旅行のメインは高知県の仁淀川でのカヤックだったのですが、せっかく旅行へ行くなら、どうにかしてどこかに、びじゅチューンを盛り込みたい!!と思った私は、
以前から行きたいと思っていた美術館があったのを思い出しました。
こんぴらさんに上るの途中にある「高橋由一館」です。
「鮭」は東京で見たことがあるけれど、「豆腐」はこの高橋由一館の所蔵で、まだ実物を見たことがありません!
(びじゅチューンでは「お豆腐たちの卒業旅行」ですね)
最近、全く美術に興味を示さない長女も、びじゅチューンの作品なら、チラ見くらいはしたいはずです。ということで、半ば強引に、旅行日程に「こんぴら参り」と美術館訪問を盛り込んだのでした。
こんぴら参りスタート
金刀比羅宮(こんぴらさん)へ行かれたことのある方はご存じだと思いますが、とにかくお参りする為には階段をひたすら上らなくてはなりません。
我が家の長女は最近体を鍛えているので、階段上りになら乗ってくると踏んで、あえてこんぴら参りと美術をセットにしてみました。
我が家はJR琴平駅から、良いお天気の中、てくてくと歩き始めました。表参道を通り、まずは大門まで365段上ります。これでもう汗びっしょり。
でも、大門まで来て振り返ると、上ってきた石段と讃岐平野の景色が広がって、良い眺めです。
ここから少し歩いた右手に「宝物館」があります。
宝物館
まず、涼しい宝物館に入って一休みしながら展示を見ます。
小学生と中学生の娘たちは無料で入館。私と主人は3施設の共通拝観券を購入しました。
金刀比羅宮には、3つの博物館施設(表書院・高橋由一館・宝物館)があり、共通拝観券が現地で販売されています。
一般は1,500円、高校大学生は800円、中学生以下は無料です。(2024.9 現在)
宝物館は2階まであり、昔のこんぴら参りの賑わいの様子や金刀比羅宮の建築についての資料を見たりしました。高橋由一が描いた人物画もありました(琴岡恒弘像)。
「宝物館」のリーフレットと「表書院」のパンフレット、「博物館施設共通拝観券」↓
高橋 由一館
そこからまた少し歩いていくと、左手に厩舎があり、中には神馬(しんめ)という神様に奉納される馬が飼われています。巨大な金色のプロペラやアフリカゾウ銅像もあります。(?)
左手の厩舎ではなく、右手側に入ると、赤色が目を引く「高橋由一館」があります。
やっと来られた~!!と勇んで入館。
今回一番のお目当ての「豆腐」!!
入ってすぐのところに何やら張り紙があります。
「『豆腐』は現在展示しておりません」
え!え!ええ~!!!
高橋由一館のホームページには、現在の展示作品のリストとかは出ていないのです。
そして、ホームページの下の方には、
『博物館施設のスケジュールや展示内容は予告なく変更になることがあります。確実にご覧になられたい場合は、お手数ですが、事前に社務所にご確認下さい。』
と書かれていることも知っていました。
でもね、夏休みだし、多分あるだろうと勝手に思ってしまったのです。
どこかに貸し出していたのかな。。
もし事前に問い合わせて、その期間は展示してないと言われても、旅行日程は変更できなかっただろうし、、仕方ない。仕方ない。。(涙)
どこかで見たことがあるおめでたい「鯛」の絵を見て少し落ち着きを取り戻し、休憩しました。
今回、高橋由一はもともと栃木の佐野藩の人だったのね、と初めて知りました。
1階広い1部屋の展示室のみでした。グルッと回って見て、長椅子に座って、館内用の図録で子供たちと「豆腐」を確認しました(笑)。
多分一番がっかりしていたのは私のようで、子供たちは至って普通。笑っていました。
気を取り直して、3施設目の表書院へ向かいます。高橋由一館からほど近くです。
表書院
こちらの表書院には、なんと、あの丸山応挙の虎の襖絵があるのです!!
屏風とは襖絵とか大好きです。
表書院には靴を脱いで入ります。大きなお庭に面した廊下を歩くと、まず「鶴の間」あり、次にお目当ての「虎の間」があります。
虎の間はにらみ合う虎たちやこちらを見ている虎、虎、虎に囲まれて、、ちょっとドキドキします。
あのかわいい子犬を描く応挙の虎なので、ちょっと可愛らしいところもあって、またそれが何とも言えません!
「虎の間」は廊下から覗く形で、部屋の中に入って見ることはできません。残念。
部屋の中で、本当に囲まれている感じを味わいたかったです。
こんぴら参りは続く
3施設は割と近い距離にあり、涼んで元気になったところで、更に上を目指して上ります。
ちょうど御本宮まで半分くらい上ったところだったようで、階段はまだまだ続きました。
御本宮まで上り切って、お参りしてお守りを購入して階段を下りることにしました。
約20年前にこんぴら参りをした時と何か違う気がしたのですが、その時は気づかず・・・・実はその先の「奥社」があったのです。。20年前は行きましたよ!あ~(汗)
まさに、先達はあらまほしきことなり。すっかり上り切った気になっていました。
満足、満足。
ちなみに、今回、高橋由一館と表書院で少しだけグッズ販売コーナーがあったのですが、何も購入しませんでした。「豆腐」や「虎」のメモ帳とか付箋とかあったら買いたかったです。
あと、3施設とも内部の撮影はNGだったので、写真撮影は出来ずでした。
「豆腐」が見られなったのは残念でしたが、ずーっと気になっていた高橋由一館と表書院へ行くことが出来て、私は満足です(^^)
子供たちからは、階段を上った感想しか聞けなかったけれど、かなりの暑さの中、ほどよく涼めて良かったのではないかしら。
旅行にちょこっと美術を盛り込むの、おススメです!